

芸術療法は、絵や粘土細工などの表現手段を利用し、精神状態に働きかける治療法です。芸術療法の歴史は古く、1942年にイギリスで始まったとされています。これまでさまざまな疾患の治療に利用されてきましたが、近年では認知症患者のリハビリテーションにも用いられるようになりました。
芸術療法の表現手段は、絵画・粘土細工・陶芸・彫刻・写真・連句・詩歌・俳句・自由画・心理劇・ダンスなど、さまざまです。言葉では表現しにくい情緒や願望、幻想などを自分の好きな方法を通して表現することで、不安を解消したり、感情を解放したりすることができます。
芸術療法では、完成した作品の良し悪しよりも、作成するプロセスを楽しむことが重要です。本人の関心のある分野を選んでもらい、自分のペースで作業をしてもらうようにするといいでしょう。