

認知症の人は会話をしなくなりがちです。しかし、話をすることで脳が活性化され、会話量が増えることで気持ちも明るくなります。そこで、認知症の人には積極的に声をかけ、話を引き出すようにしましょう。その際、ゆっくり、わかりやすく話すのがコツです。
また、認知症の人は、いくつものことを同時に理解することが苦手です。「さっき外出から帰ったから、手が汚れているかもしれませんね。手を洗いましょう」と言うと、「外出」「汚れ」「手を洗う」と三つの話がでてくるので大混乱してしまいます。こういう場合は「手を洗いましょう」と声をかけるだけでいいでしょう。
認知症の人は最近使うようになったカタカナ言葉も苦手です。年齢にもよりますが、「トイレ」と言うよりも「便所」と言ったほうが、理解されやすい場合があります。認知症の人の出身地の方言が有効なこともあります。故郷のなまりには、いくつになっても親しみを感じるようです。