厚生労働省の認知症施策推進総合戦略。もともとのオレンジプランは2012年9月に「認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会を実現する」ために策定された「認知症施策推進5か年計画」だが、これを改め2015年1月に「新オレンジプラン(認知症施策推進総合戦略)」が新たに打ち出された。
施策は「認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進」「認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護などの提供」「若年性認知症施策の強化」「認知症の人の介護者への支援」「認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進」「認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデルなどの研究開発およびその成果の普及の推進」「認知症の人やその家族の視点の重」の7つの柱に沿って進められ、2017年度末を当面の目標設定年度としている。
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オレンジプラン(新オレンジプラン)
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