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SPECT(脳血流シンチグラフィ)

すぺくとのうけつりゅうしんちぐらふぃ

SPECT検査は、Single photon emission computed tomography(単一光子放射断層撮影)の略で、ごく微量の放射性物質(RI:ラジオアイソトープ)を含む薬を体内に投与して臓器の状態を画像化する検査のこと。臓器の「形態」だけでなく「働き」もわかる。
とくに認知症の診断の場合、SPECTなら従来のCTでは表わせなかった血流量や代謝機能の情報が得られるので、脳内の血流量が少なくなっている場所を特定し、認知症の疑いがあるかどうかだけでなく原因疾患まで推察することができる。有用な検査だが、導入している病院はまだ少なく、どこでもSPECT検査を受けられるわけではない。

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