今年もまた認知症をめぐる様々な動きが目立ちそうだ。4月には京都で国際アルツハイマー病協会の国際会議が開かれる。世界一の認知症社会である日本での開催だけに世界から注目されるだろう。
2016年に10月に長野市で開催された「地域カンファレンス in 長野」の様子を紹介します。医療・介護・行政・家族のそれぞれの立場から、家庭と地域を繋ぐための活動や想いについて意見を交わしました。
自らががんになり、自宅で在宅医療、在宅介護に支えられながら生活してる医師の早川一光さん。戦後、京都市西陣で診療所を立ち上げ、「在宅医療」が一般的ではなかった時期に、地域に出る活動を展開。また認知症医療の草分けでもある早川さんが立命館大学で福祉を学ぶ学生たちに行った社会福祉概論の講義の様子を紹介します。
【お便り紹介】 両親への自責の念/明日は我が身/「家族の会」に支えられて
【私の介護体験】 「ケアメン」は大変、それゆえの「幸せ」も
【お便り紹介】 自分の人生がなくなるようで・・・/終わらぬ介護はない/前向きに介護しています/出かけて良かった
山形県天童市で暮らす富樫千佳子さん(77)は、9年前にアルツハイマー型認知症と診断されました。千佳子さんを介護しているのは同じ年の夫、智宏さん。夫婦は今後、認知症をかかえてどう暮らしていくかを自分たちなりに考え、試行錯誤を重ねてきました。…
若年性認知症と診断された丹野智文さんが葛藤しながらも前を向き、職場の理解を得ながら認知症とともに生きていこうとする姿を追いかけます。宮城県仙台市に住む丹野さんは、今から2年前、39歳の若さでアルツハイマー型認知症と診断されました。…
小学校で音楽担当の教員として働いてきた中西栄子さんは、定年後、もの忘れなどの症状が現れるようになり、若年性認知症と診断されました。当初はなかなか病気を受け入れることができなかったという中西さん。…
認知症になった人を支え、ともに生きていくケアを実践してきた人々を紹介する「認知症ケアの来た道」。
シリーズ2回目は、島根県出雲市にあるデイケア施設で認知症の人にかかわってきた石橋典子さんです。
【お便り紹介】 家事を頑張っている母/少しずつ認知症に近づいている母/元気でいる間に新薬を
【私の介護体験】 母を介護して
「認知症の人と家族の会」代表理事の高見国生さんは、認知症の養母を介護した経験を生かし、家族を支える活動を続けてきました。
3回にわたって話を聞きます。
イギリスの認知症国家戦略のレポート。第2回は、福祉ジャーナリストの町永俊雄さんが、ケアの側面から現在の認知症事情に迫ります。適正なケアを提供するための工夫や、当事者や家族主体の取り組みを紹介します。
認知症介護をする家族が抱える辛さの一つに「先が見えないこと」が挙げられます。現在のところ、圧倒的に患者数の多いアルツハイマー病など大半の認知症は、ある程度進行を遅らせることはできても、治すことはできません。…
介護は一人で抱え込むとうまくいきません。なるべく多くの人が少しずつ力を出し合って役割を分担し、一人の人に大きな負担がかからないようにすることが大切です。…