認知症キーワード

スピリチュアル・ケア

すぴりちゅあるけあ

スピリチュアルケア(魂のケア、あるいは霊的ケア)は、人生の危機に直面して、心の平静を乱し、生きる意味を失い、自分を支えるものが見つからない状態にある人に寄り添って、その人らしく生きられるように援助すること。がん患者のケアに採り入れられてきたが、認知症の患者のケアにも導入されている。
認知症のケアでは、本人の思いを大切にする「パーソンセンタードケア」が浸透しつつあるが、その中に心のケアをする「スピリチュアルケア」という軸がある。スピリチュアルケアでは、介護者はともに生きる「ケアパートナー」という立ち位置で、認知症の人の抱える不安を理解し、喪失感、怖れや希望を分かち合い、人生の意味を与えているものについて話し合う。適切なスピリチュアルケアを提供することによって不安がやわらぎ、BPSDの緩和やQOL(生活の質)の向上が期待できる。

[ スピリチュアル・ケア ] 関連記事一覧

0 件

コンテンツがありません。