佐賀県の「みんなのお世話」は30年前に設立され、現在、県下で6カ所の介護福祉施設を運営しています。各施設では、高齢者の「元気になりたい」という思いを叶えるため、もともと持っている力を最大限引き出し、心身の機能回復と生活力を取り戻す介護に務めてきました。
2017年、京都で開催される国際アルツハイマー病学会に出席するため、オーストラリア在住のクリスティン・ブライデンさんが夫のポールさんとともに来日しました。
104歳のジョージ・ヤマモトさんは、アメリカカリフォルニア生まれの日系二世です。14年前に妻に先立たれたあとも、自宅で生活を続けてきました。
アメリカ・ロサンゼルスにあるサクラICFは、日系人高齢者が入居する介護施設。施設内で開催されるアクティビティの中でも、特に人気があるのが「おりがみ教室」です。
Mr. George Yamamoto (104 years old) is a second-generation Japanese-American who was born in California, USA.
Sakura ICF is an intermediate care facility for elderly of Japanese descent in Los Angeles, USA.
静岡県富士宮市に住む佐野光孝さんが若年性認知症と診断されたのは、2007年のこと。その後、富士宮市の観光協会でボランティアをし、認知症の人の社会参加や就労支援を呼びかけたことで注目されました。
大分県宇佐市安心院町で13年前に始まった「安心院けんこうクラブ」。現在も週1回、地域の保健センターで開催され、みんなで買い物や料理、体操、レクリエーションを楽しみ、たくさんお喋りをして過ごします。
杉山匡司さん(60)は美術教師として小学校や中学校で指導していましたが、10年前にパーキンソン病を発症し、その後、認知症であることがわかりました。今は週1日、若年性認知症の人を対象にした地域密着型デイサービス「とんと古譚」を利用しています。
5年前に認知症と診断された川路茂子さん(64)は、夫の良平さん(68)とともに栃木県佐野市内の自宅で暮らしています。週2回デイサービスに通う以外の介護は良平さんが担当していますが、「介護だけの人生にはしたくない」と、ボランティアなどさまざまな活動に参加し、自らの生活も大切にしています。
京都市南区東九条にある「エルファ」は、NPO京都コリアン生活センターが運営する介護事業所です。長年この地に暮らす在日コリアンの高齢者のために、介護保険制度が始まった翌年の平成13年に開設されました。
京都市南区東九条は、昭和30年代から在日コリアンが移住した地域です。長年貧困や差別に苦しんできましたが、現在その多くが行政に対する住民運動の末に建設された団地で暮らしています。
2017年4月26日(水)より京都にて開催されている国際アルツハイマー病協会国際会議(ADI 2017)の模様を福祉ジャーナリスト町永俊雄さんがリポート。
2017年1月に高知市で開催された「地域カンファレンス in 高知」の様子を紹介します。総合診療医による基調講演に始まり、医療や介護、行政、介護家族などさまざまな立場の人がパネリストとして意見を交わしました。
10年前にアルツハイマー型認知症と診断された彰さんと、「カフェ常滑屋」での仕事を続けながら、可能な限り夫に寄り添う生活を送っている妻の悦子さんの日常を紹介します。介護家族の苦労を知り尽くしている悦子さんは、家族が手芸などをしながらお喋りを楽しむ「地域カフェ」を開催。悦子さんが介護と仕事を両立させていることが、彰さんにも笑顔をもたらしています。
栃木県佐野市に認知症の人やその家族、地域住民が集う「まちなかサロン楽風(らふ)カフェ」がオープンしました。カフェの大きな役割の一つが、介護によって社会とのつながりが失われがちになる「家族」をサポートすること。地域の人を対象に認知症講座を開催するなどして、住民同士が交流しながら、支え合いのネットワークを広げています。
2016年に10月に長野市で開催された「地域カンファレンス in 長野」の様子を紹介します。医療・介護・行政・家族のそれぞれの立場から、家庭と地域を繋ぐための活動や想いについて意見を交わしました。
岩手県東南部の住田町で、週一回開催されるよりあいカフェ「しょうわばし」の取り組みを紹介。元気な高齢者が自由に立ち寄れる場所として、カフェでは地元ならではのさまざまなイベントが行われ、一人暮らしの人や介護をする人など多くの高齢者に、楽しみだけでなく「安心」も提供しています。
施設に入所しているアルツハイマー病の母と、自宅で生活している総合失調症の息子。母の「一時帰宅」を地域ぐるみで支援する地元の人々の取り組みを紹介します。...
奈良市を拠点とする若年認知症サポートセンター「きずなや」の取り組みを紹介。「認知症になっても働き続けたい」という認知症の当事者と「人手不足の中で地域を活性化したい」という住民がチームを組み、地域の課題を解決するという活動を支援してきました。