ー お便り紹介 ー
家事を頑張っている母京都府・Dさん 60歳代 女
87歳の母を遠距離介護中です。 隔週で妹と 交代しながらの介護を始めました。 いつもは老老介護状態ですが、 家事を一手に引き受けてなんとかやっている母。よく頑張っているなあと思っています。認知症の学習を深め、今後、出来るだけ上手く介護がまわるよう努めたいです。先日、退職互助組合主催の学習会で講師をされた「家族の会」の現役男性介護者の方の話を聞かせてもらいました。大変中身の豊かな話で、感動しました。是非私も「家族の会」に入りたいと思いました。
少しずつ認知症に近づいている母東京都・Fさん 50歳代 女
78歳の母は今年の1月にインフルエンザで 脱水症状になり、入院しました。入院中に病院内を俳個したとのことで、退院を勧められました。その後も認知症のような言動が続きましたが、少しずつ元の状態に戻り、6月には内科(脳外科)の先生に診ていただきました。CT画像と質問によって、現時点では認知症ではないという診断でした。それから、4カ月程たちますが、私の目から見た母は、少しずつ認知症に近づいていっている気がします。平日は毎日、実家と自宅を往復して、母の食事の支度等をしています。何度か、電話相談に悩みを聞いていただきました。心が救われた思いがいたしました。
元気でいる間に新薬を奈良県・Gさん 70歳代 女
夫73歳、前頭側頭型認知症を発症して9年。グループホームに入居して4年。週2回面会に行きます。妻である私の事は判っているような、いないような…。ハグをしたり、頬ずりをした り、手を握りしめたりすると応じるので、自分にとって最も身近な人だとの思いを持っていてくれているのではないか。だから、諦めず、希望を持って日々暮らそうと努力しています。正面切っては涙も見せられないので、夫の横顔を見ていると、涙がこみ上げてきます。「また、元気になって二人で貴方のうちで暮らそうね。待ってるからね」と会う毎に語りかけては、涙声になります。元気で生きている内に一刻も早く新薬が開発されればと、願って止みません。