ー お便り紹介 ー
『老い』の意味は新潟県・Oさん 61歳 女
92歳で要介護3の母を自宅で介護しています。忘れていく記憶、家族の名前。意識障害などの「せん妄」によって不条理な行動を繰り返す母に戸惑いながらも、寄り添い自分自身の心を立て直そうとする毎日です。自分が壊れていく毎日に恐怖や困惑する母の姿をみながら「老い」の意味を考える毎日です。寒さと切なさとやりきれなさが鼻水混じりの涙となって流れる冬です。オムツを取ってしまうのが、今の一番の悩みです。
勇気づけられました三重県・Iさん 70歳 女
四日市の「家族の会」に出席し、参加の皆様に勇気づけられて過ごしております。約10年近く主人の介護をしていますが、3年位前から症状が進み、怒りっぽくなったり、不安で徘徊したり、私に手を出したり、怒鳴ったりすることもあってすごく悩みました。また、失禁もありましたが、今はリハビリパンツをはいてくれるようになったので、失禁の心配は解決しました。しかし、自分でする意思もあるので、失敗もあります。今は落ち着いて過ごしてくれています。
心配と不安でめまいがしそうです広島県・Sさん 56歳 女
私の実家の母は80歳で一人暮らしをしています。今年、アルツハイマー型認知症と診断されました。近所に妹がいて、昨年10月頃、母が近所の人とトラブルをおこしたと知らせてくれました。妹は話がわからず困ったようです。父は30年ほど前に亡くなっています。妹夫婦が相談して病院で検査を受けさせてくれました。私は図書館で認知症の本を借りて勉強し、それで「家族の会」のことを知りました。主人の両親は癌で相次いで亡くなったので、私の母の介護を相談するのは少々心苦しいのですが、なんとか病気のことは話せました。最近はテレビドラマでも認知症の老人が登場するのでわかってくれたようでした。介護の勉強は難しいし、母の介護をしているとめまいになるのではと、とても心配です。母の病気は悪くなり、寝込んでしまうのは目に見えているようで不安にもなります。