ー お便り紹介 ー
『家族の会』で笑顔を取り戻した沖縄県・Tさん 72歳 女
認知症となってから無気力となった夫を、毎日外に連れ出すのが日課です。まだ初期認知症の段階で、身の回りの事は自立しています。沖縄県支部中部地区会に夫と二人で参加したら、とてもいい雰囲気で、夫も笑顔を取り戻しました。まだまだ、出来ることがあるので、車椅子ばかりのデイサービスには馴染みません。
自分の状態を受け入れられない母福岡県・Mさん 45歳 女
市役所の福祉課で勤務しているので、隣の介護サービス課の方や地域包括支援センターのケアマネさんと連携して、介護保険の認定や介護サービスの利用はスムーズに手続きできました。でも、本人はなかなか自分の状態を受け入れられずにいます。どんなに寛容に受け止めようと思っても、母が言い訳を繰り返したり、短期記憶がなく、わからないこともこちらのせいにしようとするのが重なると、つい、気持ちがささくれだってしまいます。きつい物言いをしてしまいます。幸い、県内に住んでいる姉と連携出来ており、一方に負担が偏ることもなく、母が望むように一人暮らしが出来るよう色々と手は打てると思いますが、進行が早いように思います。
義母も実母も認知症島根県・Mさん 56歳 女
同居する86 歳の義母は5年前にレビー小体型認知症と診断されました。現在は要介護5です。主人や義姉、特に義姉は義母が認知症であることが家族以外の人に知られるのがイヤという人です。義姉の言う事もよくわかりますが、私は地域の人にわかってもらった方がいいという考えです。私が坐骨神経痛になり、足腰が痛いのですが、介護は避けて通ることの出来ないものだと思っています。それというのも、子供の時から実母が祖母の介護をしていたのを目の当たりにしてきたからです。義母は利用していた小規模多機能型施設の職員から、泊まりをしてもらうには夜に寝てもらいたいということで、入院加療することになりました。また、実母もアルツハイマー型認知症で、デイサービスとショートステイを利用しています。弟夫婦が介護をしているので、私は義妹に対してあまり口を出さないようにしています。母を気持ち良く看てほしいからです。認知症の人を介護するということは本当に難しいことであり、やったことのある人でないとわからないと思います。この先義母はどうなるのかわかりませんが、「家族の会」に入り、いろんな人の話を聞いたり、私の経験が介護をしている人の参考になればいいなと思っています。