ー お便り紹介 ー
そんなに気負わなくてもいいのでは? (ぽーれぽーれ1月号 「夫を思うと胸がはりさけそう」を読んで)香川県・Mさん 67歳 女
Sさんの気持ち良くわかります。私が57歳の時、一つ年上の夫が進行の速い若年性アルツハイマー型認知症と診断されました。本人の方がショックを受けているかと思うと、私までもが落ち込んではダメだと思う気持ちがありました。デイサービスは我が夫も行きたがらず、送迎の職員さんの手を払い、車道へと進みドンドンと家とは反対の方向へと歩いて行き、追いかけるのが大変な時もありました。私も一緒にデイサービスに行き、2 時間程そこで過ごした後抜け出し、夫には送迎の時間まで過ごしてもらう方法をとりました。私の経験からですが、あまり行きたがらない人をデイサービスに行かすのは、週2回までが限度かと思います。夫の調子が良いからと週3 回に変更してから送迎時の逃走、暴力となり後悔しました。私は頑張りすぎた結果、脳梗塞を発症し、うつ病も発症してしまい在宅介護を諦めざるを得なくなりました。今、夫は老健でお世話になり、穏やかに過ごしています。できるだけ毎日面会に行き、神様から頂いた二人の時間を大切にしています。Sさん、くれぐれもご自愛ください。頑張らなくていいから、諦めないでください。介護生活は寄り添い、歩幅を合わせて二人三脚で歩いていくしかないと思います。
いたずらをしている?大分県・Iさん 62歳 女
アルツハイマー型認知症と診断されて12年になる86歳の実母と同居を始めてから、家族の事、母の事で私はいつも壁にぶつかり、気忙しい気持ちで過ごしていました。認知症というものが病気と理解できず、母が私に「いたずら」をしているなどとさえ思い、つらい毎日でした。「家族の会」 の皆様の体験談は母への接し方を豊かにさせてくれました。
前に向かっています香川県・Iさん 50歳 女
81歳の義母が1年前にアルツハイマー型認知症と診断されました。家族として動揺し、迷ったり悩んだりしましたが、月1 回の家族会に出席することで、迷いや悩みは早いうちに解消することができ、心を切り替えて前に向かっています。これから症状が進んでいくと思いますが、「家族の会」の存在は私の心の支えとなっていくと思います。