ー お便り紹介 ー
共感することがたくさん三重県・Bさん 女
友人の看護師から、「家族の会」のサロンに誘われました。介護家族の方々と話すうちに共感することが多々ありました。現在は認知症の義母は死去しましたが、役に立ちたいと言う思いで入会を希望します。
つどいは転ばぬ先の杖大分県・Cさん 女
現在、90歳代の義父と同居して8年が経過しました。同居当時、被害妄想や物盗られ妄想でどろぼう扱いされたので、すぐ病院を受診し、認知症について一生懸命学習しました。今、義父は自分で動くことが難しく、家庭内でも車椅子で移動し、食事介助も必要です。手がかかるとはいえ、穏やかな表情にむしろほっとする日々です。同居して4年後には車椅子生活になり、徘徊の大変さを知らないことが心の救いでもあります。一人で立つことはままならない義父ですが、足が震えながらも、必死につかまり立ちをしてくれるので、紙パンツの着脱がまだできます。できなくなることが目前にせまり、寝たまま下の世話ができるだろうかと不安いっぱいです。会報にて、子どものいない人はいても、親のいない人はいないのだと思え…、心が救われます。また、毎月のつどいにて介護者の現状を聞かせていただき、転ばぬ先の杖と感じることができ、感謝です。
私を残して逝ってしまった夫埼玉県・Fさん 女
11年前、認知症の診断を受けた時、夫はどんな気持ちで聞き、辛く、どんなにか無念だったか…。その時の強い衝撃は今でも忘れません。そして、私に認知症のさまざまな症状を身をもって教えてくれた夫には感謝しかありません。私が夫の面倒をみていると思っていましたが、反対に夫が私を支えてくれていることに気づきました。「ありがとう」とか「良くできたわね〜、その調子よ〜」と手を叩いて私が喜ぶと、ニコッと笑い、聞き取れない言葉でしたが、嬉しさを表現してくれました。介護は大変でもありますが、夫と二人で過ごす喜びは何ものにもかえがたく、楽しいものでした。今、介護まっ只中の皆さまは、介護が大変で苦しんでいらっしゃるかもしれませんが、感謝する介護、後悔のない介護、楽しいと思える介護がきっとできるはずです。頑張ってください。今、私は夫の遺影の前で、「あなた幸せだった?私はとっても幸せで、あなたと一緒の時が一番楽しかったわよ」と話しかけています。