ー お便り紹介 ー
相談する人がいなくて…東京都・Aさん 女
80歳を過ぎた母は、以前から物忘れがありましたが、昨年末ころから急に記憶力がなくなり、食事もあまり作らなくなりました。先日かかりつけの医師に、「一度MRIの検査をしてみたら」と言われました。介護保険を申請して脳トレなどのようなところに通わせた方がいいのか、今のまま見守っていればいいのか迷います。今後さらに迷ったり、困ったりすることもあるだろうと思いますが、私は一人っ子で他に相談する人もいないので、「家族の会」に入会したいと思います。
オレンジカフェを始めます埼玉県・Dさん 女
以前、父親の介護をしておりました。当時は介護保険もなく、「痴呆症」と言われておりました。認知症の知識もなく、その頃の対応を思うと強い後悔の気持ちが残ります。現在は、在宅で92歳の母親(要介護4)の介護をしながら、介護福祉士・認知症ケア専門士の資格を得て、グループホームで働いております。そんな中でオレンジカフェの実施・運営に興味を持ち、今年度、職場であるグループホームにて開催を進める運びとなりました。「家族の会」とのつながりを持ち、情報の収集など連携ができたらと思います。
「一筆啓上」お疲れさまでした京都府・Fさん 男
2002年に「家族の会」に入会。当時、妻を介護していた私にとって、ぽ〜れぽ〜れはスミからスミまで目を通して読むべき、いわば必読文献のはずでした。ところが、元来読むことの苦手な私は、選り好みして拾い読みをする程度の読者でした。その中で、一番に読んでいたのが、「一筆啓上」でした。そこには、介護される人、介護する人への、これ以上はないほどの温かい気持ちが溢れていました。私は今、この世を旅立つ日に備えて、新聞や同人誌に投稿したもの、掲載されたものなどをまとめた遺稿集作りに取り組んでいます。その中には、髙見さんへのインタビュー「呆けても心は生きている」を感動しながら、繰り返し読んだ時の感想もあります。現役を退かれるにあたっての毎日新聞の記事の締めくくり、「退任後も当時者と家族を応援し続けるつもりだ」。いかにも髙見さんの気持ちをピタッとあらわしていると思いました。
自宅で介護できなくなれば…愛媛県・Hさん 女
79歳の夫は、アルツハイマー型認知症で要介護3です。先日、初めて家を出て行きました。幸いすぐに見つけることができましたが、これから先、自宅で介護できにくい状態になった時、入所できる施設やその方法など、また経済的なことなど不安が大きく、いろいろな情報がほしいと思っています。