概要
2016年に認知症と診断された西山昭二郎さん(91)は、和歌山県御坊市の自宅でデイサービスを利用しながら生活してきました。
しかしここ1年間で急速に認知症の症状が進行。転倒して怪我をすることも増え、介護を担当する妻のアサヱさんの負担は重くなりつつあります。
「できる限り住み慣れた地域で」という思いと在宅介護の限界のはざまで苦しむアサヱさんですが、施設入所を検討することになりました。候補に挙がっているグループホームは、通い慣れたデイサービスに隣接する施設で、入所しても顔の知れた近所の仲間たちと交流することができます。
アサヱさんは「お互い穏やかに暮らすための選択。私のほうから会いに行けばいい」と発想を転換し、前向きに入所の準備を進めています。(9:34)
【2019年10月17日公開】