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「ハチミツとウメボシとカレーライス」Vol.2 〜たとえ本当の家族になれなくても〜

概要

認知症が進行したゆみ子さんの日常を通して、「介護のあるべき姿」を考えるシリーズの2回目です。

有料老人ホーム「はいからさん」で、ハチミツを口に含むことができたゆみ子さんの次のステップは、少しずつでも食事を摂ること。食事介助をするスタッフは何時間でも付き添って、声をかけながら、食べることの楽しさやおいしさを伝えようとしています。

ある日、スタッフはゆみ子さんの口の中に梅干しのタネが入っていることに気づきます。
以前口にした梅干しのタネだけをずっと残していたらしく、「長い間口の中で無意識に動かしていたことが咀嚼や嚥下の訓練になったのでは」と、スタッフは考えています。この日以来、ゆみ子さんの食欲は目覚ましく改善し、毎回完食するまでになりました。

ゆみ子さんに寄り添ってきたケアマネジャーの松本さんは、「本当の家族にはなれないけれど、気持ちは一緒の方向へ向いていたい」と話します。施設長、スタッフ、ケアマネジャーなど、チームとしての「家族」が、ゆみ子さんの日々を彩り豊かにしています。(12:34)

【2023年9月6日公開】

「ハチミツとウメボシとカレーライス」Vol.1 〜真の介護を求めて〜
「ハチミツとウメボシとカレーライス」Vol.3 〜誰も一人にしない・覚悟の介護〜