概要
認知症が進行したゆみ子さんの日常を通して「介護のあるべき姿」を考えるシリーズの3回目。
2023年5月、佐賀県唐津市内で介護サービスを提供している「お世話宅配便」の利用者と近所の幼稚園に通う子どもたちが触れ合う会が開催されました。
有料老人ホーム「はいからさん」で暮らすゆみ子さんも参加。5カ月前に入所したときは歩くことも食べ物を口にするのも困難でしたが、支えながらも自分の足で立てるようになるまで回復し、カレーライスを美味しそうにほおばりました。
カレーライスは、イベントの際には必ず振る舞われる定番料理。家族を象徴するカレーライスをみんなで食べることで、絆の輪が広がっていきます。
その2カ月後の7月、はいからさんを出て、静岡の親類の家に移ることになったゆみ子さん。
ゆみ子さんが本来持っている能力を信じ、家族の思いを実現すべく寄り添ってきたスタッフたちは、ともに過ごした日々を懐かしく思い出しながら見送りました。（8:38）
【2024年3月25日公開】
「ハチミツとウメボシとカレーライス」Vol.1 〜真の介護を求めて〜
「ハチミツとウメボシとカレーライス」Vol.2 〜たとえ本当の家族になれなくても〜
