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今年2024年を振り返る 〜私たちの「いとなみとなりわい」を取り戻す〜
コラム町永 俊雄能登半島の奥能登で被災した友人は、「地域」とは言わない。ふるさとを「いとなみとなりわい」の舞台と語る。震災と豪雨という二重被災、天を呪い地を恨んで当然の絶望の中から、ふるさとの「いとなみとなりわい」を取り戻すと、友人は小さく、しかし心決める強さを滲ませ、そうつぶやく。
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認知症基本法「わかりやすい版」は、実はわかりやすくない?! 〜「わかりやすい版」のダウンロードはこちら〜
コラム町永 俊雄このコラムも前回で300回を超えた。まことに小さな声をつぶやくようにしてここまで回を重ね、その時々の気づきや想いやとまどい、それから理不尽へのはかないあがらいの言の葉という落ち葉のコラムだ。
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師走にまるわかり!認知症基本法はこう読み解く
コラム町永 俊雄このところやたら忙しかったのが一息ついて、すっかりご無沙汰していたスポーツジムに行く。うーむ、体がなまっている。というか、運動不足というより加齢現象に過ぎないのかも知れない。
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岩手県宮古市で話をして、誰がまちをつくるのかが見えてきた
コラム町永 俊雄岩手県宮古市で講演をしてきた。宮古市には、浄土ヶ浜というまさにこの世の浄土のような景勝地があり、学生の頃行ったことがある。
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東京のどまんなかで地域を創る 〜港区・地域ミーティング〜
コラム町永 俊雄東京港区の白金高輪という地域は、富裕層の街、閑静な住宅街におしゃれな店とレストランやブティックといったイメージで、東京下町のガサツな職人の街で生まれ育った私は、わけなく反感を持ったりして、どうも下町と山の手と言うのは仲が悪い。
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認知症の希望をどう語るか 〜認知症当事者勉強会の報告から〜
コラム町永 俊雄小学校の書き初めのお題はいつも「希望」とか「大志」だった。へそ曲がりの小学生だった私は、「希望」とか「大志」というお題にどこか馴染めなかったような気がする。
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希望は絶望に寄り添う 「生きるを支援する」自殺対策基本法と認知症基本法
コラム町永 俊雄普段ほとんど口を交わすこともない父親が、珍しく中学生の息子に声をかけた。「どうだ、一緒に風呂に入ろう」
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出雲の縁結びは、共生社会のパワースポットだ!
コラム町永 俊雄島根県松江に行ってきた。出雲空港から松江市内までは、出雲市と松江市にまたがる宍道湖を巡るようにして車で30分ほどかかる。
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認知症基本法を「自分ごと」に
コラム町永 俊雄共生社会の実現を推進するための認知症基本法ができたことの端的な役割というのは、「認知症」を私たちの暮らしの「現場」に置いたことです。
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認知症基本法、その施策基本計画をよみとく
コラム町永 俊雄「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が、いよいよ私たちの街に歩み出す。認知症の施策をどうつくるのか、「認知症施策推進関係者会議」が6回にわたる話し合いを終えて、いよいよこの秋にも閣議決定を経て、施策の基本計画が策定される。
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「復興元年、執念の本町キリコ祭りです」
コラム町永 俊雄能登の夏は祭りで埋め尽くされる。能登半島の各地でキリコ祭りが行われた。夏の能登半島はこの祭りで沸き立つ。
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認知症を超えて 〜社会を変えるのは誰か〜
コラム町永 俊雄認知症をめぐる変化の質量は、その起点をどこにするかによっても違うだろうが、とりわけここ20年は、質的にも大きな変化を見せている。
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共生社会を創り直す 社会を変えるのは誰か
コラム町永 俊雄今、この社会にこれまでにない動きが生まれている。それはこの社会はどうあったらいいのかという話し合いが行われていて、しかもそれが同時進行で公開されているのである。
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「新しい認知症観」を創り直す
コラム町永 俊雄さて、いきなりで申し訳ないのですが、「新しい認知症観」とはどういうことでしょう? と聞かれたら、みなさんはどう答えますか。
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M子さんとの対話 「憧れ」や「夢」や「希望」を語りたい
コラム町永 俊雄「こんにちわー、お邪魔します」「おお、暑い中よく来たね。久しぶりだ。あの勉強会以来かな」「これ、母の手作りのクッキーです」「へえ、手作りとは嬉しいね」「母は若いときのマチナガさんをテレビで観ていて、何か頼りないところが好きだったそうです」
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2024「認知症とともに生きるまち大賞」のすすめ
コラム町永 俊雄夏の暑さの盛りだろう。暑中お見舞い申し上げる。暑さにぐったりなのか、歳にぐったりなのか、はたまた途切れない雑務にぐったりなのか。こう言う時こそ、しゃんとして未来を見据えるような考察を掲げようではないか。
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A君との対話 〜認知症基本法は問いかける〜
コラム町永 俊雄「マチナガさん、先日の「対話する認知症」のコラムを読んで、ボクも関係者会議資料の認知症施策推進基本計画の素案を読んでみました」
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対話する「認知症」 〜認知症施策推進関係者会議はなにを生むか〜
コラム町永 俊雄今年も半分が過ぎようとしている。認知症基本法ができて、ハテ、何が起こるのだろうと思っている人が多いような気がしているのだが、実はすでに動いている。
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認知症は時代の胎動をひきおこす
コラム町永 俊雄「胎動」という言葉がある。「あら、あなた今、動いたわ」「えっ、どれどれ、ふーむ、あっ、動いた」「ね、きっとあなたの声が聞こえたんだわ」妊娠した妻と夫の会話。
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共生社会の幻想と希望 その3 信州の地域福祉のあゆみ「実践者・開拓者であれ!」
コラム町永 俊雄共生社会のつくり方、といったハウツーがあるはずもないのだが、あえてつくり方と言うなら、それはひたすら個別の小さな実践をかさねていくことである。
認知症EYES独自視点のニュース解説とコラム
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