-
認知症の市民向けセミナーは、本当は難しさに溢れている
コラム町永 俊雄9月はアルツハイマー月間ということで、認知症関連のイベントのひとつのウエビナー、「共に生きる・認知症を考えるセミナー」に参加した。
-
「認知症バリアフリー社会」を創る視点
コラム町永 俊雄今年は「認知症バリアフリー社会」へとなるのだろうか。去年4月に厚労省で、ご当地アイドルグループまで動員して、経済界、産業界あげて100近くの関係団体と共に賑やかに認知症官民協議会が設立された。
-
「認知症だからこそできること」から考える「できること」
コラム町永 俊雄「認知症だからこそできること」言うフレーズをご存知だろうか。今、認知症の人を中心に、このフレーズからさらに次の次元への社会発信がされている。しかし、この言葉はいきなり出てきたわけではない。
-
「認知症ケア」をどう語るのか・中島紀恵子の言葉
コラム町永 俊雄「コトバで語らなければ、カタチにならないのよ。もっと語り合ってコトバを探すの」中島紀恵子さんは頬を紅潮させ、そう語った。
-
認知症 ある家族の思い 〜姥捨山伝承は何を語るのか〜
コラム町永 俊雄「認知症と共に生きる」、その最大の実践者は言うまでもなく「家族」だろう。これはいろいろなところで言っているのだが、この国の現在の認知症の環境は、認知症の人と共に暮らしてきた家族抜きにしては語れない。
-
認知症に「寄り添う」とはどういうことか
コラム町永 俊雄「寄り添う」と言う言葉が嫌いだと言う人がいる。あるいは、「向き合う」がしっくりこないと言う人も。「希望」と言う言葉さえ出せば、誰もが納得すると言うわけではないと拒否感を持つ人も。
-
前田隆行 認知症の人とともに「素になれる」あたりまえの社会へ
コラム町永 俊雄町田のDAYS BLG! の朝は賑やかだ。迎えの車から続々とBLGのメンバーが集まってくる。(前田さんは認知症の人ではなく、仲間としてメンバーと呼ぶ)ここからここでの1日が始まるのだが、そうそうことは簡単には進まない。
-
早川一光 認知症へのまなざし
コラム町永 俊雄12月15日、京都の立命館大学朱雀キャンパスで、全国から続々と人が集まって、ただひとりの医療者について、朝10時から夕刻5時まで語り継いだ。
-
認知症の人と家族の会「全国研究集会・福井」リポート
コラム町永 俊雄10月28日、福井で認知症の人と家族の会の「全国研究集会」が開かれた。全国から約1600人という空前の参加者と規模の全研集会だった。
-
「認知症」は時代を動かす
コラム町永 俊雄今、認知症を語る世界が多様な広がりを見せている。10月13日号の週刊東洋経済という経済雑誌は認知症を特集した。タイトルが「認知症とつきあう」というものだ。
-
「認知症社会」の源流
コラム町永 俊雄「認知症にやさしいまち大賞」をご存知だろうか。NHK厚生文化事業団が、去年から主催している表彰なのだが、実はこれは現在のこの社会の認知症の流れに大きな意味を持つ。
-
今、改めて介護家族を考える
コラム町永 俊雄この国の認知症をめぐる環境、状況というものを創り上げてきたのは誰か。それは、認知症の人を介護する「家族」だった。1980年に京都で「呆け老人をかかえる家族の会」が生まれる。当時、認知症は「痴呆」であり「呆け」と言われていた。
-
認知症の啓発キャンペーン
コラム町永 俊雄認知症への関心は高まり、認知症をめぐる環境はここ10年で大きく進んだ。そうだと思う。私もよくそう発言したりする。
しかし、本当にそうだと言い切れるのだろうか。今、このコラムを読んでくれているあなたは多分、認知症の当事者であったり関わっていたりして、要するに問題意識をお持ちだ。 -
認知症とともに「よく生きる」と「よく死ぬ」こと
コラム町永 俊雄この国の超高齢社会というのは、とりもなおさず認知症社会であり、また別の側面で言えば年間130万人が亡くなる「多死社会」である。将来推計ではさらに増え続け、子供人口の減少も続くとするなら、年ごとに大都市の人口がそっくり消滅していく時代である。
-
「認知症」を伝える
コラム町永 俊雄3月12日のNHKの『あさイチ』で「本人が語る認知症」というテーマで、佐世保の福田人志さんが出演していた。認知症の本人がテレビで、自分のこと、認知症のことを話す。そんな光景が当たり前になりつつあるのだな、と小さな感慨を覚える。
-
認知症2017、この一年
コラム町永 俊雄今年もあとわずか。認知症をめぐるこの一年を振り返ってみたい。といっても認知症はすでに個別の課題から抜け出して社会全体とシンクロしてきている。となると認知症を語ることはこの社会を語るようなもので私の手に余る。
-
「認知症の人基本法」へ
コラム町永 俊雄認知症の政策展開が急ピッチである。12月1日に公明党は認知症施策に関する提言を首相官邸で菅義偉官房長官に申し入れた。タイトルには「総合的な認知症施策の推進に向けた提言・認知症の当事者、家族に寄り添うために」とある。
-
当事者支援は失敗が創る
コラム町永 俊雄岡山県笠岡市で、二日間認知症当事者の人たちと行動を共にした。その一人、山田真由美さんは名古屋で「おれんじドア も〜やっこなごや」を開いて、同じ当事者の人の相談に当たっている。山田さんは認知症の当事者であると同時に名古屋市西区の専門部会委員でもある。
-
「認知症革命」
コラム町永 俊雄今度は「人づくり革命」だそうだ。安倍内閣が掲げる看板政策は次々と変わる。女性活躍に一億総活躍、働き方改革に次いでの「人づくり革命」なのだ。まあ、「改革」に、もうイッチョ景気づけをしようとしての「革命」なのだろう。
-
5年前、「認知症」をかく語った
コラム町永 俊雄認知症を巡る環境は国際規模で大きく動いている。日本を含む世界で認知症の人が発信し連携している。先日、パソコンのデータを整理していたら、2012年に、あるNPOの冊子に寄稿した文章が出てきた。この年に厚労省から「今後の認知症施策の方向性について」が出されている。
認知症EYES独自視点のニュース解説とコラム
44 件