2011年6月に発売された抗認知症薬。中等度および高度アルツハイマー病の症状が進行するのを抑制する。剤型は通常の錠剤およびOD錠(嚥下状態の悪い人が少量の水で無理なく服薬できる「口腔内崩壊錠」)がある。
認知症患者の脳内では、異常なタンパク質によって記憶や学習にかかわるグルタミン酸が過剰な状態になるとされる。メマンチンは、過剰なグルタミン酸の放出を抑え、脳神経細胞死を防ぐ薬で、1999年に発売された塩酸ドネぺジルとは違うしくみで効果を発揮するため、併用もできる。よく見られる副作用は飲み始めのころのめまいで、頭痛や眠気をもよおしたり、便秘や食欲不振を生じることがある。
メマンチン
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