認知症キーワード

心理療法

しんりょうほう

非薬物療法(薬を使わない治療)の一つで、教示、対話、訓練を通して認知、情緒、行動などに働きかける。認知症の心理療法には「回想法」「バリテーション療法」「リアリティー・オリエンテーション」などがある。認知症を根本的に治すことはできないが、脳の活性化を促し、心身を安定させる効果があるとされる。「回想法」は認知症の患者の過去の記憶に共感を持って働きかける。バリテーション療法は、認知症患者の混乱した行動の裏には必ず理由があると考え、認知症患者の世界を否定せずに受け入れる一連のコミュニケーション技法。リアリティー・オリエンテーション(現実見当識訓練)は日付や季節、居場所など現実の情報を伝えて見当識を高める認知リハビリテーションの一種。現実の情報を伝えて見当識を高めることにより情動や精神症状の安定を図る。

[ 心理療法 ] 関連記事一覧

2 件