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シリーズ 漢方を知る vol.1 漢方独自の診察法「四診」の世界

概要

漢方の基礎知識をわかりやすく説明する「シリーズ漢方を知る」。
第1回は、漢方独自の診察法「四診(ししん)」について、徳島県東洋病院の清水寛医師が解説します。

四診は「切診」「望診」「聞診」「問診」で構成。漢方ではこれらの診察で得られた結果を総合的に判断し、患者さんの弱っているところや過剰になっている部分を見つけ出して治療を行います。

清水医師が特に重視しているのが、望診と切診。望診は視覚を用いた診察で、顔色や皮膚の色のほか、舌の様子を診る舌診も含まれます。一方、触覚を用いる「切診」は脈やお腹に触れることで、体調や内臓の働きを探っていきます。

ある患者さんは清水医師が舌診で「血(けつ)」の異常(瘀血)に気づき、脳梗塞の発見につながりました。
「脳梗塞をきっかけに認知症やフレイルになる人も多い。脳梗塞をいかに予防していくかが重要です」と清水医師は話しています。(8:24)

【2024年2月29日公開】

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