概要
奈良市を拠点とする若年認知症サポートセンター「きずなや」。
「認知症になっても働き続けたい」という認知症の当事者と「人手不足の中で地域を活性化したい」という住民がチームを組み、地域の課題を解決するという活動を支援してきました。
平成9年の高速道路開通によって立ち枯れてしまった追分梅林の再生もそのひとつ。みんなが力を出し合って梅の木の剪定や移植に取り組んだ結果、梅林は見事に復活。今年は10年ぶりに観梅会が行われました。その後、収穫した梅の実を地元の業者がジャムにし梅のバームクーヘンを作って売り出すなど、活動はさらに広がっています。
きずなやの取り組みは、認知症の人と地域住民の絆が生み出す地域連携のモデルとして根付いていくことでしょう。(8:27)
【2016年10月5日公開】