

認知症であることを告知をするかどうかは、患者や家族にとって非常に難しい問題です。告知することのメリットとしては、本人がこれからの生き方について考える機会になる、本人の協力が得られ希望に沿った治療やケアを行うことができる、などが挙げられます。
しかし確実な治療法がない現状では、告知による本人のショックが周囲の想像よりも大きく、不安が増大したり、将来を悲観したりする危険もあります。特に若年性認知症の場合には、仕事や家族などさまざまな問題を抱えることになるので、より慎重に判断しなければなりません。
人それぞれ告知の受け止め方も異なるため、本人の性格、年齢などを考慮しながら、告知するかどうかを決めましょう。告知は家族との信頼関係が築かれていることが前提ですが、担当医とも密接に連携をとり、カウンセリングを取り入れるなど、告知した後のケアも重要です。