認知症の基礎知識
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認知症の人はなぜわがままを言うのでしょうか

自分を守るための反応。安心できるよう声かけを

介護をしようとすると拒否したり、デイサービスに行きたがらなかったり、自宅に来たホームヘルパーに対してきつく当たったりするのはよくあることです。介護をしている家族にしてみれば、「なんとわがままなことを言うのだろうか」と感じることでしょう。

認知症の人は、これまで当たり前のようにできていたことができなくなったり、家族や周囲の人から聞かれたごく簡単なことに答えられなかったりするため、大変不安を感じています。このため、好ましくない状況に自分が立たされていると感じると、自分を守るために強い拒否反応を示すのです。これは1つの防衛反応です。

何気ない一言が、防衛反応に結びつくこともあります。介護にあたる人は、こうした防衛反応があることを知っておき、認知症の人を安心させるように努める必要があります。

介護をする時は、本人が見える位置から、やさしい言葉、短い言葉でゆっくりと声をかけるようにしましょう。何をするかわからなくて不安になることが拒否につながるので、「これから何をするのか」を事前に説明するように心がけてください。

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