

社団法人「認知症の人と家族の会」の調査では、認知症の介護年数は平均で6.7年です。10年以上という人も6人に1人弱ですから、介護する側は初めから長期戦になることを想定して準備を進める必要があります。
そこで、介護にあたる家族や周囲の人は、一人で孤立しないようにすることが大切です。認知症の人は、どんなに一生懸命介護しても「ありがとう」とか、「助かったよ」といった感謝の言葉をかけてくれません。世話になったことをすぐに忘れてしまうからです。そういうことを理解してはいても、長期間続くとやはり疲れてしまいます。
介護にあたる人は、自分のグチを聞いてくれたり、認知症の人に代わってねぎらってくれる友人を確保したいものです。また、介護の負担を一人で背負い込まないように、関係者で少しずつ分業することも大切になります。デイサービスなどを上手に使って、息抜きの時間を意識的に作り、自らリフレッシュするように心がけてください。