町永 俊雄 記事一覧
-
コロナの時代に「認知症」をどう語るのか
コラムこのところ相次いで認知症をテーマにオンラインで講演を続けることになった。そのことで明確に見えてきたことがある。現在の社会の状況で(これはこのコロナの日々が大きな要因となっているのだが)、認知症を単体で語ることはもうできないのではないか、ということである。
-
小松市認知症ケアコミュニティマイスターは、コロナの時代の社会の備えだ
コラム先日、石川県小松市の「小松市認知症ケアコミュニティマイスター養成講座」でオンラインの講演をした。各地でオンラインでの講演が行われているが、とりわけこのマイスター講座の参加者(ここでは受講生と言ったほうがいいだろう)の感度はいい。
-
丹野智文と語り合うと、「認知症の力」が見えてくる
コラム久しぶりに丹野智文さんと話し込んだ。先日、あるラジオ番組の打ち合わせで一緒になった時に丹野さんから、今度じっくり話し合いましょうよ、と声をかけられた。
-
人生百年時代を生きる覚悟とは 〜超高齢社会を創る人々〜
コラム「汗を流して畑仕事をするようになって、将来の不安が減ったような気がする」と郊外の貸し農園に来る高齢者が言ったという。渋谷で「超高齢社会を生きる」のオンラインフォーラムを開く。
-
コロナの時代に「福祉を語る」
コラム福祉を語ることに皆さんはどんなイメージを持つだろうか。私が現役の頃、番組で「福祉を語る」というタイトルで各界の著名人にインタビューするコーナーを企画した。今から20年以上前の話だ。
-
ワクチン接種が「努力義務」とはどういうことだろう
コラム日本ではワクチン接種は国民の「努力義務」となっているのはなぜなのだろう。正誤を問うているのではない。その言葉でいま押し進められていくワクチン接種の背景で何が潜むか、あえて立ち止まるようにして「努力義務」の熟語を見つめる。
-
イギリスの「認知症の人のワクチン接種のためのお役立ちガイド」を読む
コラム新型コロナウイルスの事態は新たな局面を迎えようとしていて、それがかつてない国家規模の一大事業であるワクチンの接種だ。ワクチンをめぐっては様々な情報が入り乱れている。
-
コロナを ただ禍いとしていいのだろうか
コラムこの頃ことあるごとに耳にする「コロナ禍」という言葉に、私はどうも馴染めない。あれは、「新型コロナウイルスが・・」と、いちいち書き出す手間を省いたとか、新聞の見出しの字数スペースの倹約になるとかの説もあるらしいのだが、それ以上にあの「ころ・なか」というころころとした音韻の軽さと、そう言い切ってしまう言葉とその運用に杜撰と怠慢を感じてしまう。
-
コロナの時代を切り拓く ~がんフォーラムが伝えたこと~
コラム「がんと生きる」フォーラムを横浜で開いた。このオンラインフォーラムというのはどこか不思議な雰囲気だ。誰もいない会場に何台ものカメラが並び、そこで話し合う。
-
介護崩壊を防ぐ!そのとき「現場」では何が起きていたか
コラム緊急事態宣言の緊急事態とはなにか。その一つが医療の逼迫だ。医療が逼迫すれば、高齢者施設の利用者は感染してもすぐに入院できず、そのまま施設での療養を続けざるを得ない。
-
私が認知症になったら、と考えてみた
コラム2021年の正月、例年なら子供達が家族づれでワイワイやってきて、やれやれ疲れることだ、とか言いながら賑やかに過ごすのだが、今年はそれもやめた。
-
認知症とコロナ、つぶやき日記抄・2020
コラムこの一年も締めくくりの時期だが、いまなお濁流のような進行形であり、とても総括など出来はしない。その中でただ惑い、イラだち、そして日々の向こうに透かし見るようにして何をコラムやSNSで発信したのか。
-
一挙掲載!「2020 認知症とともに生きるまち大賞」
コラムことしも「認知症とともに生きるまち大賞」の表彰式と記念シンポジュームが開かれた。例年なら、受賞した全国の団体が集まり、表彰状を受け取る認知症当事者たちのとびきりの笑顔がはじけていたはずのイベントだ。
-
コロナの時代だから見つけられた大切な秘密とはなにか
コラム私の友人で長野県の小海町という美しい高原の町で地域医療に取り組んでいる医師がいる。人間性の豊かな人で、いや、人間味があると言った方がいいのかもしれない。
-
第三波! 見なければならないことは何か
コラムこのところの感染急拡大で、それまでの「これからはウィズコロナの時代だあ」などとノホホンとした楽観はどこかに霧散した感がある。
-
認知症と新型コロナウィルスの「現場」から語り合う
コラム金沢で「認知症とともに生きるまち」と題してオンラインフォーラムを開く。このフォーラムの特色のひとつは、パネリストの誰もが、地域での「現場」を持っているということだろう。
-
「私たち」の、認知症とともに生きるまち
コラム今年の「認知症とともに生きるまち大賞」の選考委員会が開かれた。NHK厚生文化事業団の主催で毎年開催され、今年で4回目だ。
-
認知症と「あたえ合う社会」
コラム先日、朝日新聞の認知症のウエブサイト「なかまぁる」が主催する認知症をテーマとしたショートフィルムコンテストに参加し、ノミネート作品のコメンテーターをした。
-
なぜ、感染した人や施設は、謝罪するのだろう
コラムもはやポストコロナ(コロナ後の世界)は来ることはなく、ウイズコロナの世界が続くだろうという。
-
共生社会を創るためには 共生社会から語らないということ
コラムNHK厚生文化事業団のディレクターのタカハシくんに取材され、「共生社会とはなんですか」と直球を投げてきた。知るか、そんなの。