認知症カフェは、認知症の人やその家族、各専門家や地域住民が集う場の一つ。運営しているのは行政やNPO法人などさまざま。スタイルも多様だが、一般的なカフェとは異なり、民家や施設、医療機関の会議室などスペースを借り、月数回の定期イベントとして開催されるケースが多い。家にこもりがちな患者や家族が気軽に集まって交流をしたり情報交換をしたりするほか、認知症の人が「スタッフ」として、コーヒーや軽食をふるまうこともあり、自分の存在意義を確認するという役割も果たしている。認知症カフェの設置は、厚生労働省が策定した「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」の施策の一つでもあり、各地で増えつつある。
認知症カフェ
にんちしょうかふぇ
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