動画
  • くらし

連携・協調・みんなが主役 〜10年を迎えた居場所ハウス〜

概要

岩手県大船渡市末崎町の「居場所ハウス(ハネウェル居場所ハウス)」は、東日本大震災から2年後の2013年に開設。
津波による大きな被害を受けたこの地で10年にわたって、文字通り地域住民の居場所の役割を果たしてきました。

最大の特徴は、子どもから高齢者まで幅広い世代が、地域住民の一人として、あるいはボランティアとして自主的に活動に参加していること。中でも中心的な役割を果たしているのは、高齢者たちです。

元エンジニアの男性は技術を生かして子どもたちに竹トンボの製作などを指導し、モノづくりの楽しさを伝えてきました。料理が得意な女性は考案したタコ丼が食堂のメニューに採用され、多くの人に味わってもらいたいと腕を振るっています。

一人一人が自分のできることをこなすことで、コミュニティの再生に取り組んできました。
開設当初から関わってきたIbasho Japanの田中康裕さんは「いくつになっても誰かの役に立てるのは大きな喜びなのだということを、ここに集うみなさんから教えられました」と話しています。(12:06)

【2023年8月25日公開】

この記事の認知症キーワード