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マラソンマンの憂鬱 〜新型コロナウイルス 外出自粛の中の高齢者〜

概要

新型コロナウイルス感染症の流行が始まってから感染を防ぐために自宅で過ごす期間が多くなり、フレイル(心身の虚弱)が進行してしまう高齢者が増えています。

東京都国分寺市の自宅で暮らす中村正義さん(88)もその一人。
体を動かさないので食欲がわかない、食事の量が減って十分に栄養を摂れなくなる、その結果筋力や体力が低下する――といった「負のスパイラル」に陥りました。

さらに問題なのは、意欲の低下です。
定年後はマラソンを楽しんでいた正義さんは、1年前、ジョギング中に転倒し骨折。治療やリハビリを続け、ようやくマラソンを再開できそうという時に、外出を自粛しなければならなくなり、落ち込むことが増えました。

そんな正義さんの救いになっているのが、主治医の鈴木慶医師のアドバイスや妻の朝子さんのサポートです。「もう一度意欲を取り戻し、充実した人生を送ろう」と、新たな一歩を踏み出しました。(9:47)

【2020年7月3日公開】