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めぐる季節の中で

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概要

─ クリップ1 ~冬から春へ~ ─

北海道石狩郡にある当別町は、4人にひとりが65歳以上という「超高齢社会」。とくに冬は雪と寒さのために閉じこもりがちになります。地元のNPOでは、そんなお年寄りを支えるために、レクリエーションを楽しむ「ごちゃまぜサロン」を開催したり、日々住民同士が交流できるオープンサロンを運営したりしています。さらに社会福祉法人協議会と共同で実施している配食サービスは、単に食事を届けるだけでなく、高齢者の生活を見守る大切な役割があります。当別町の福祉活動の特徴は、こどもや若者を巻きこみ、中高年世代にもボランティアとして参加してもらっていること。世代を超えて住民同士が支え合うしくみを作り上げているのです。

─ クリップ2 ~春から夏へ~ ─

当別町は、高齢になってから移住してくる人も多く、知り合いが少ない世帯は自宅に引きこもりがちになります。2年前に親戚を頼って道外から引っ越してきた小野さん夫妻もめったに外出することはなく、人と話す機会が少ないせいか1年ほど前から夫の達夫さんにもの忘れの症状が目立ってきました。そこで地元のNPOから勧められた、「ごちゃまぜサロン」という月1回の集まりに参加してみることに。今は顔見知りも増え、会話やレクリエーションを大いに楽しんでいるそうです。一方、妻のフサエさんは飼い犬が心配で、参加を断りました。そこでNPOのスタッフは、達夫さんが犬を見ている間にフサエさんを連れ出し、NPOが運営するオープンサロンへ。大好きなコーヒーを飲みながらおしゃべりを楽しんだフサエさんは、笑顔を見せてくれました。

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