概要
認知症症状の改善など、多くのメリットがある口腔リハビリ。歯科医師の大川さんが、家庭でも簡単にできる口腔リハビリ法を紹介します。
大川さんが指導している方法は、大川さんの恩師にあたる黒岩恭子歯科医師の考え方に基づいたもの。「モアブラシ」という、棒の先に丸い綿状のブラシがついた歯ブラシを使用します。大川さんがモアブラシを使う理由は、口の中を清掃しながら、リハビリとストレッチができるからです。まず口のサイドから入れたモアブラシを奥のほうまで差し込み、空間をきれいにすると同時にブラシを頬に押し付けるようにして動かしながらストレッチ。片側の頬が終わったらくちびる、続いて反対側の頬をストレッチしていきます。ブラシの刺激で唾液が分泌されるばかりでなく、ストレッチすることによって本来の機能が少しずつ賦活され、自然にものを食べられるようになるといいます。「まず1分間、やってみてください」と、大川さんはアドバイスしています。(1:45)
【2011年4月26日公開】