動画
  • 医療

“家で暮らそう!” コロナ禍で家族総力戦を支える在宅医療

概要

石川県金沢市に住む濱田ユリ子さんは、1年前に感染症の悪化を機に入院。
リハビリのために転院した病院では食事がとれなくなって低栄養状態に陥り、さらにコロナ禍が始まって家族すら面会できなくなるなどストレスも重なって、たこつぼ心筋症を発症しました。

家族は看取りも視野に入れて今年4月から在宅療養に切り替えましたが、自宅での暮らしが始まるとユリ子さんの食欲は回復。低栄養状態から抜け出すことができたのです。

回復に導いたのは「家族の力」です。
夫の栄一さんや長男の清さんらが食事作りを分担し、ユリ子さんの好きなものを用意するなど、奮闘してきました。
在宅診療医の野口晃さんは「食事は単に栄養を摂取する手段ではなく、人と人とのコミュニケーションや喜びの共有などさまざまな役割がある」と話します。
ユリ子さんの次なる目標は、車いすに乗れるようになること。家族でお寿司を食べに行く日を楽しみにしています。(9:25)

【2020年12月7日公開】

この記事の認知症キーワード