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60年後の選択 病の妻と癒しの日本への帰国【前編/後編】

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概要

ー 前編 ー


山﨑利子さん(85)は夫の勝男さん(87)の赴任をきっかけにアメリカに移住。長年アメリカで暮らし、二人の孫たちの世話も引き受けてきました。
しかし5年前に認知症と診断され、肝臓がんの病状も悪化。
2017年3月、勝男さんは利子さんにより良い療養環境を用意するために60年ぶりに日本に帰国することを決断します。

帰国後、神奈川県のサービス付き高齢者住宅で暮らし始めたものの、利子さんの病状はさらに悪化し、病院に入院することに。
命の期限が近づき、日に日に病院のベッドで弱っていく利子さんを目の当たりにした勝男さんは、「息子や孫たちが住むアメリカを離れて帰国したのは間違いだったのではないか」と悩み始めます。(9:47)

 

ー 後編 ー


山﨑さん夫妻が帰国を決断した理由の一つは、入居した日系人向けの老人ホームの売却話が持ち上がったことでした。
もとは非営利で運営していたホームが、売却によって営利目的に変われば、人件費が削られ日本語を話すスタッフが減る可能性があります。さらにアメリカでは介護費用が高額なので、日本ほど手厚いケアは期待できないと判断したのです。

帰国後、利子さんが入院した病院に1日2回、お見舞いに通う勝男さんは「日本の病院はていねいに世話をしてくれます。迷った時期もあったけれど、今は帰国してよかったと思います」と話します。
二人で過ごす残り僅かな時間、日本の手厚いケアに利子さんを託す日々が続いています。(8:39)


【2018年10月4日公開】

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