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パーソンセンタードケア

ぱーそんせんたーどけあ

「パーソンセンタードケア(Person Centered Care)」は、イギリス生まれの臨床心理士、故トム・キットウッド氏が提唱した認知症介護の理念。従来の医学モデルで行われてきた介護施設や介護者中心の一方的な介護を再検討し、認知症患者の個性や人生、尊厳などとしっかり向き合うことで、「その人を中心とした最善のケア」を目指す。イギリスでは高齢者サービスを行う際の国家基準に取り入れられていて、日本の介護現場でも導入されつつある。
具体的な方法としては、認知症患者の行動を6時間以上連続して5分ごとに観察し、どんなときにどんな行動や状態にあるかを記録する「認知症ケアマッピング(DCM)」というツールを利用。認知症患者の隠れたニーズを探り、ケアの改善に役立てている。

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