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レビー小体病(レビー小体型認知症)

れびーしょうたいびょう

レビー小体病は、認知症の原因疾患の一つ。脳の大脳皮質(人がものを考える時の中枢的な役割を持っている場所)や、脳幹(呼吸や血液の循環に携わる人が生きる上で重要な場所)にレビー小体という特殊なたんぱく質がたくさん集まることによって神経細胞が壊れ、認知症の症状が現れる。
レビー小体病はアルツハイマー病に続いて発症数が多く、認知症全体の約20%を占める。またアルツハイマー病は女性の発症者が多いのに対し、レビー小体病は男性に多く、女性の約2倍と言われている。
初期段階ではもの忘れよりも、実際にはないものがありありと見える「幻視」や、現実の状態を正確に把握できない「誤認妄想」を訴えたり、パーキンソン症状が現れることも多い。抗認知症薬の塩酸ドネぺジルはレビー小体病の進行を抑える効果があるとされ、健康保険が適用されている。

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