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介護家族の選択 まちづくりが二人の願いだった〜愛知県常滑市〜

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概要

ー クリップ1 前編 ー

焼き物の里、愛知県常滑市に暮らす伊藤彰さん(62)と妻の悦子さん(60)の日常を紹介します。10年前、52歳の時にアルツハイマー型認知症と診断された彰さんは、徐々に病状が進行して3年前には要介護5と認定され、現在は自宅で悦子さんの介護を受けながら過ごしています。悦子さんは20年前、地域振興を目的に志を同じくする仲間と「カフェ常滑屋」を開店。彰さんが認知症だとわかってからは仕事を続けながら、可能な限り彰さんに寄り添う生活を送ってきました。「以前、夫が言ってくれた『仕事としてやるならきちっとやれ』という言葉が支えになっています」と話す悦子さん。ずっと一緒にいられなくても、ともに過ごす時間は笑顔いっぱいの二人。常滑の魅力を発信する悦子さんを、彰さんはずっと応援してくれているのです。
(08:48)

ー クリップ2 後編 ー

10年前に若年認知症と診断された伊藤彰さん(62)と妻の悦子さん(60)の日々を紹介する後編。彰さんは3年前から週1回、若年認知症のデイサービスを利用するようになり、笑顔が増えてきました。遠方のため送り迎えをする悦子さんは大変ですが、「施設の方のアドバイスに救われたことがたくさんあります」と話します。
一方、悦子さんが運営してきた、地域の魅力を発信するカフェ「常滑屋」では、昨年4月から月一回、認知症の人と介護家族のための「地域カフェ常滑」を開催しています。市の福祉行政担当者から「認知症カフェをやってみたら」と提案されたことがきっかけでしたが、介護家族の苦労を知り尽くしている悦子さんは認知症カフェではなく、家族が手芸などをしながらお喋りを楽しむ「地域カフェ」のスタイルにしました。こうして悦子さんが介護と仕事を両立させていることが、彰さんにも笑顔をもたらしています。
(09:54)

<英語版はこちら>
What kind of choice could a family caregiver have? -story from Tokoname, Aichi-
https://www.ninchisho-forum.com/tokusyuu/english/n_069_01.html