2017年、京都で開催される国際アルツハイマー病学会に出席するため、オーストラリア在住のクリスティン・ブライデンさんが夫のポールさんとともに来日しました。22年前に認知症と診断されたクリスティンさんにとって、6度目の来日です。
今回の旅は、認知症の人と家族、それを支える人たちと交流することも目的の一つ。会議や講演会とは違って、食事をしたりお茶を飲んだりといった和やかな雰囲気の中で会話が弾みます。
語られる内容は認知症という病のことではなく、人と人とのつながり。認知症の人が支える人たちとともに、障害を乗り越えることでさらにつながりを強めている姿を見たクリスティンさんは、顔を輝かせます。
たくさんの人と出会い、話し、笑いあった今回の来日は、クリスティンさん夫妻にとっても迎える側にとっても実りのある時間になりました。（10:19）
【2018年2月21日公開】
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