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富山型デイサービスを語る 1
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富山型デイサービスを語る 2
概要
ー クリップ 1 富山型デイサービスを語る 1 ー
「富山型デイサービス」は、高齢者、障害者、幼児などを同じ施設で受け入れる、全国でも珍しい取り組み。富山市内にある「このゆびとーまれ」は、このサービスの先駆けとなった施設で、一つ屋根の下、誰もが生き生きと生活しています。「このゆびとーまれ」を運営するNPO法人・理事長の惣万佳代子さんに、富山型デイサービスが生まれたきっかけや、行政の支援体制などについて話を聞きました。(8:29)
ー クリップ 2 富山型デイサービスを語る 2 ー
富山型デイサービスの先駆けとなったデイケアハウス「このゆびとーまれ」のレポート第2弾。前回に引き続き理事長の惣万佳代子さんに、富山型のメリットや課題、将来について聞きました。病院で看護師として働いた経験を持つ惣万さんは、「病院は退院すればお別れですが、ここは生活の場なのでその人が望めば死ぬまでつきあえる。楽しいことも悲しいこともあるけれど、生きていると感じられる」と話します。幼い時から、障害者や高齢者とともに過ごす機会があれば、「みんな違っていいんだ」という考え方が自然に身に付いていくもの。子どもたちは怖がることなく、高齢者や障害者と関わっています。惣万さんは、震災に見舞われた東北の状況にも触れ、「今後、被災地でも共生する介護が広がっていくと思います」と話してくれました。(15:08)
【2012年4月2日公開】
出演者
惣万 佳代子(そうまん・かよこ) さん
昭和26年 生地町(現黒部市)生まれ。
富山赤十字高等看護学院卒業。
昭和48年から富山赤十字病院に看護師として勤務。平成5年に退職し看護師仲間と富山市富岡町で民営デイケアハウス『このゆびとーまれ』を開所、子供、お年寄り、障害者が一つ屋根の下で過ごす「富山型デイサービス」を始める。平成11年、県内初のNPO法人となる。
現在、富山ケアネットワーク会長をはじめ、宅老所・グループホーム全国ネットワーク代表世話人・富山大学非常勤講師を務めている。また平成14年、「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2003」総合2位。平成17年、男女共同社会づくりで内閣府総理大臣表彰など、数多くの賞を受賞している。