概要
愛知県知多市に住む杉山匡司さん(61)は、10年ほど前にパーキンソン病と診断され、病気特有の手足のこわばりなどで思うように動けなくなりました。
妻の久美子さんが自宅で介護を続けていますが、最近は幻視などの心理症状も現れ、病状は進行しています。
そんな中、杉山さんがかつて美術教師を務めていた常滑市立青海中学校の教え子たちが、同窓会を企画。
2018年11月に同校の体育館で開催された同窓会には、たくさんの教え子や同僚教師が集まり、杉山さんを温かく迎えました。
懐かしい人々に囲まれ会話を交わしているうちに当時の思い出がよみがえり、杉山さんの顔は生き生きと輝きます。
「教え子たちが自分の病気について理解してくれていることが嬉しかった。これからも楽しみながら人生を歩いていきます」と力強く語る杉山さん。
教師の誇りと人生の先輩としてのメッセージをしっかりと若い世代に伝えることができた一日でした。(12:21)
【2019年6月24日公開】
いつまでも自分らしく 〜利用者というより美術教師として〜 若年認知症デイサービス「とんと 古譚」
https://www.ninchisho-forum.com/movie/n_075_01.html