クリップ
-
1
前編
-
2
後編
概要
ー 前編 ー
認知症当事者の生活を紹介する「認知症と言われて」。
シリーズ2では症状の進行とともに暮らしが変化せざるを得なくなることにどう向き合っていくか、本人と家族の選択をリポートします。
8年前、63歳の時に認知症と診断された中西栄子さんは、2017年の夏からグループホームに入所しています。
以前は娘の河合雅美さんと同じマンションで暮らしていましたが、症状が進行して徘徊などが見られるようになったため、安全に生活できるようにと、雅美さんが入所を決断したのです。
雅美さんは「新たな住まいがどうすれば栄子さんにとって居心地のいい場になるのか」と悩んだ末に、部屋に家族写真を飾りました。写真を見て喜ぶ栄子さん。
互いを思いやりながら、母と娘の穏やかな日々は続いていきます。(10:24)
ー 後編 ー
8年前に認知症と診断された中西栄子さん(63)は、2017年の夏からグループホームで共同生活を始めました。
入所者は年上の人が多く、当初は新たな生活環境になかなか馴染めなかったという栄子さん。
スタッフは工夫を重ね、家族も施設側と協力し、栄子さんにとって居心地のいい環境を作るように努めた結果、落ち着いて生活できるようになりました。
最近は忘れてしまうことやできないことは増えているものの、孫の理紗さんは「おばあちゃんはおばあちゃん、おばあちゃんが私のことを忘れてしまっても私がおばあちゃんを覚えているから大丈夫」と力強くエールを送ります。
栄子さんは、家族をはじめさまざまな人に支えながら、新たな生活を始めています。(9:23)