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「Artは障がいを超える」〜佐藤彰さんの創作活動を通して〜

概要

7年前に若年性認知症と診断された佐藤彰さん(63)は、漆造形作家の鍋島次雄さんが主宰する脳活性アート教室に月1回のペースで通い、作品を作り続けてきました。
脳活性アートでは、怒りや悲しみ、喜びなどの感情を表現エネルギーとして捉え、作品に投影していきます。

当初は自らの病を公表することに抵抗があった彰さんですが、個展の開催を機にカミングアウトしました。
妻の淑子さんは「自分の作品を人に見てもらうというのは、自分自身を見てもらうことだと感じたのだと思う」と話します。

彰さんの作品からは、頭の中にある想像や物語の世界、さらに優しさや誠意、愛情が伝わってきます。
「病状が進んでも、彰さんの本質は何も変わっていない」と淑子さん。アートと出会った彰さんは、寄り添う淑子さんとともに、新たな人生を生きています。(13:56)

【2021年4月9日公開】

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