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自立を選択した泉台町の挑戦
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木村さん母子の支援が地域力を上げる
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愛する息子と暮らしたい
概要
ー クリップ1 自立を選択した泉台町の挑戦 ー
能美市泉台町に住む木村和子さん(84)は4年前にアルツハイマー病と診断され、現在は統合失調症を患う息子の知行さん(46)と二人暮らしをしています。和子さんが骨折をして行動範囲が狭まるなど将来に向けた不安が募る中、地域ぐるみで木村さん親子を支える取り組みが始まりました。看護師やケアマネジャー、ヘルパー、施設関係者など専門職のほか、地元町内会が立ち上げた「NPO法人えんがわ」のスタッフも、ゴミ出しや買い物の送迎をするなど日常生活を手助けします。支援がスタートすると、それを見た知行さんがごく自然に和子さんの介護を手伝うようになるなど、いい循環が生まれました。「認知症になっても地域で暮らし続けたい」という親子の思いを、地域の力が叶えようとしています。(09:31)
ー クリップ2 木村さん母子の支援が地域力を上げる ー
アルツハイマー病と診断された木村和子さん(84)と、統合失調症を患う息子の知行さん(46)は、能美市泉台町にある自宅で生活しています。以前転んで骨折したことがある和子さんは、雪が降ると転倒を恐れて引きこもりがちになりますが、ケアマネジャーや民生委員だけでなく、地元の町内会で立ち上げたNPO法人「えんがわ」のスタッフたちが、ゴミ出しや雪かき、買い物に付き添うなど、親子の生活をサポートしています。「えんがわ」を中心とした地域の活動は木村さん親子の支援にとどまらず、交流の場にもなっている「ふれあい市場」の運営や、高齢者が歩きやすいように山道を整備するなど広がりを見せ、住民の「自ら地域を守っていこう」という意欲も高まっています。(11:01)
ー クリップ3 愛する息子と暮らしたい ー
能美市泉台町で暮らすアルツハイマー病の木村和子さん(84)は、平成27年7月に体調を崩し入院。統合失調症を患う息子の知行(46)さんが、和子さんの入院中、どのように生活するかが大きな課題でしたが、知行さんは地域のヘルパーやNPO法人「えんがわ」のスタッフの支援を受けながら住み慣れた自宅で生活を続けることになりました。支援の方針は、なんでもかんでも手を出すのではなく、知行さんができることは奪わないようにすること。支援が功を奏し、知行さんに自立心が生まれ、できることが増えつつあります。和子さんがリハビリから戻ってきたらまた親子で暮らせるように、地域の人々の支援は続いています。(11:55)
【2016年2月18日公開】