厚生労働省は、高齢者が人生の最期まで住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けるために必要な支援体制を、2025年までに整えることを目指している。このシステムを「地域包括ケアシステム」と呼ぶ。
今後、認知症高齢者の増加も見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも地域包括ケアシステムの構築が重要である。
地域包括ケアシステム
ちいきほうかつけあしすてむ
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