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地域包括ケアに取り組む 母の一時帰宅 〜木村さん母子の思いを実現する〜 石川県能美市泉台町の挑戦

概要

アルツハイマー病と診断されている木村和子さん(85)は、骨折を機に施設に入所。統合失調症の息子・知行さん(48)は、石川県能美市内の自宅でヘルパーや地域の人たちに支えながら1年以上一人暮らしをしてきました。

リハビリが奏功し、杖や車いすを使えば移動できるようになった和子さんですが、離れて生活する知行さんのことを気にかけない日はありません。そんな和子さんにケアマネジャーが「一時帰宅」を提案。知行さんの生活ぶりを直接確かめることでいっそうリハビリに意欲的になり、認知機能の低下も抑えられるのではないか、と考えたのです。

さっそく地元のNPO法人や民生委員などが入念な準備を重ね、一時帰宅の日を迎えました。懐かしい自宅や知行さんの様子を見た和子さんは笑顔に。地域の人々が、木村さん親子の思いを支えているのです。
(11:15)