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夢の道場に気合が響く 〜高次脳機能障害を乗り越える〜

概要

三ツ山克郎さん・井子さん夫妻は30年前、東京都日野市に道場を備えた自宅を新築。
道場で克郎さんがお弟子さんたちに古武道を教え広めていくことを井子さんも応援し、夫婦の夢を実現させてきました。

ところが10年ほど前、克郎さんは階段から転落して頭を打ち、命はとりとめたものの、「高次脳機能障害」が残ってしまいました。
井子さんと二人三脚でリハビリを重ね、少しずつ回復しましたが、今も短期記憶が難しい、時間的な感覚がないといった症状があり、要介護1の認定を受けています。

三ツ山さん夫妻にとって大きな力になったのが、杖術の仲間の存在。事故後は何事もなかったかのように、克郎さんを受け入れてくれました。
最初は気乗りしていなかった克郎さんも、温かい仲間に囲まれ杖術で汗を流すうちに指導者としての優しさと厳しさを発揮。
体に染みついた技を忘れることはなく、ちょっとした記憶の不便さはあっても、昔からの生活を続けることができています。(9:54)

【2021年3月31日公開】

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