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花が憶えている 押し花アーティスト 川端信子さん(石川県七尾市)

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概要

ー 花が憶えている 押し花アーティスト 川端信子さん ー

石川県七尾市で暮らす押し花アーティストの川端信子さん。
長年押し花教室を開催してきましたが、2017年にレビー小体型認知症と診断されてから徐々に幻視や物忘れなどの症状が進行し、教室を畳まざるを得なくなりました。
生きがいを失って自宅に引きこもる日々が続いていましたが、地域包括支援センターの保健師に勧められ、福祉を学ぶ学生と交流することに。思い切って自らの体験を語ったところ、学生たちは素直に信子さんの思いを受け止めてくれました。
自信を深めた信子さんはかつて制作した作品を集め、10年ぶりに個展を開催。これまで築き上げてきた押し花アーティストとしての人生を再確認した信子さんは、生きていく意欲を取り戻しました。
現在は認知症のことをより多くの人に理解してもらおうと、講演活動などに取り組んでいます。(8:09)

ー 花が憶えている 押し花アーティスト 川端信子さんとなないろカフェ ー

石川県七尾市のお寺のお堂を借り切って開催されている「なないろカフェ」は、認知症の当事者や家族、地域の人たちが交流する認知症カフェの一つ。
なないろカフェでは、押し花アートを体験することもできます。講師を務めているのは、押し花アーティストの川端信子さん。
川端さんは認知症の症状が進行して自身が運営してきた押し花教室を閉鎖せざるを得なくなり意欲をなくしていましたが、そんな川端さんを元気づけようと地域包括支援センターの職員がなないろカフェの開催を企画し、地域のさまざまな人の協力で実現にこぎつけました。
なないろカフェで押し花を教える川端さんの顔は、笑顔でいっぱい。川端さんだけでなく参加している認知症の人や家族も、生き生きと楽しい時間を過ごし、交流の輪を広げています。(6:36)

【2019年8月29日公開】