体験談〜本人の声、家族の声〜

認知症の人と家族の会 
会報誌「ぽ〜れぽ〜れ」

2017年5月号(442号)

ー お便り紹介 ー

涙が出ました沖縄県・Dさん 女

介護施設で仕事をしています。昨年初めて若年性認知症の入居者さんを担当しました。入居時の荷物を整理している際、古びた化粧用品を見て涙が出ました。ケアマネジャーとしての役割の重さを感じました。その方の、今までの人生を大切にしなければいけないんだと…。

希望とゆとり山口県・Eさん 女

脳血管性認知症で要介護1の夫を介護しています。初めて地域の「家族の会」に参加させていただき、各分野の方々との接点や情報を得ることができ、今後の生活と心のありように希望とゆとりを得ることができました。今は介護保健のサービスは利用せず、夫婦で参加できるカフェなどを利用しています。

在宅介護に助成を宮城県・Gさん 男

74歳の妻、初期の認知症で要支援1。3年前より訪問介護を週1回受けています。
病院にも行かず、人の言う事は絶対聞く耳持たず、息子50歳(発達障がい?)が自宅で妻の買い物、家事手伝い等やってくれていますが、収入のない息子は我々が2人とも去った場合、困ってしまうのではと不安です。在宅介護の場合、手当がなければ預金もなくなり先のことを思うと不安があります。

幸せは自分の心の中福岡県・Hさん 女

認知症になられた家族を抱えておられる方、特に若年性認知症の家族の方は自分は「世界一不幸病」という心の病にかかられる方が多数おられます。うちは夫が56歳で若年性認知症になりました。人によって、心の回復が早い、遅いはありますが、心の持ちようによって、人は幸せにも不幸にもなります。「幸せは自分の心の中」にあります。あなたは決して不幸ではありませんよ。この言葉は若年性認知症の夫を介護したことがある先輩からのアドバイスでした。

※ 会員様からのお便りを原文のまま掲載しております。