体験談〜本人の声、家族の声〜

認知症の人と家族の会 
会報誌「ぽ〜れぽ〜れ」

2017年12月号(449号)

ー お便り紹介 ー

尊厳をもって暮らせる社会を千葉県・Cさん 女

愛媛県に住む実家の父が認知症です。実家では母が父と二人暮らしています。私自身は千葉県で訪問看護師として働いており、仕事で出会う認知症のある方やご家族の苦悩は、父や私たち家族と同じです。姉も千葉県内で看護師をしており、交代で2〜3カ月ごとに実家に様子を見に行ったり、孫たちも都合のつく時に遊びに行ってくれます。
認知症があっても、その社会的生命が守られ、尊厳を持って暮らせる社会が当たり前になることを願っています。

介護教室で救われました奈良県・Dさん 女

90歳代の母は要介護3、アルツハイマー型認知症と診断され、5年になります。
昨秋、家族のための奈良認知症介護教室のスタートの日に救われました。半年間、学ぶこと、つながること、体験談を活かしていくこと、何より、私を一番に考えていい、まず幸せになることと教わり、ぶれない自分づくりが始まりました。ありがたい出会いでした。
今秋は、施設での骨折事故で悩んでいます。

家族の理解、協力がありがたい大分県・Fさん 女

90歳代の要介護4の母を、ショートステイとデイサービス利用で何とか在宅介護が継続できています。
同じことを何回も言いますが、自分忘れはなく、日常接している家族の認識もできます。自宅にいたがるので、現在の状態でいけるところまでいこうと思っています。家族の理解、協力がありがたいです。介護保険制度と「家族の会」など、仲間の力に支えられていると感じます。

温泉旅行で発覚東京都・Iさん 女

今年の4月、家族で温泉旅行に行った時、70歳代の母は通帳などを持参していました。これは…?と思い、何とか病院受診し、検査の結果、アルツハイマー型認知症の可能性が高いということで、現在治療中です。幻聴がひどかった時期もありますが、投薬と関わり方を変えたことで症状は落ち着いております。今後のことを考え、いろいろ勉強したいと思っています。

※ 会員様からのお便りを原文のまま掲載しております。