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「影を慕いて 男性介護者の喪失と葛藤 」〜お父さん ありがとうを支えにして〜

概要

奈良県在住の正楽忠司さん(認知症の人と家族の会 奈良県支部)は、妻の博子さんを5年前に亡くしました。
博子さんがアルツハイマー型認知症と診断されたのは2005年、56歳のとき。診断される少し前からできないことが増えて混乱が目立つようになり、「バカになってしまった」と繰り返していたといいます。

そんな博子さんの様子を、忠司さんは細かにノートに記していました。
ノートを読み返す忠司さんの脳裏には、博子さんが思うように文字が書けなくなり辛そうにしていたこと、思い出作りのために娘や博子さんの姉と旅行に出かけたこと、亡くなるときの様子などが次々蘇ります。

葛藤した日々を思い返しながら「診断直後から大変な思いをする人がいることもわかってほしい」と話す忠司さん。
自身の経験から、認知症に対する正しい知識と理解が深まることを願っています。(13:04)

【2020年9月2日公開】